月面シティ、どう使う? どんなことをしたい? 
「月」だから ── やってみたいこと、実現したいこと、アイデアいろいろ

日時:2018年12月15日(土)14:00~17:00
場所:ハロー貸会議室日本橋室町(東京都中央区日本橋室町1-11-5 イーストンビル 3F)

2019年は、アメリカがアポロ11号で月面着陸を成功させてから50周年を迎えます。そして今、世界中が「月」に注目しています。

「ASTRAX月面シティ」では、月の土地を購入した開拓メンバーが集まって交流する、「ASTRAX月面シティ開拓者市民会議2018」を東京都内で開催しました。開拓メンバーは2018年12月現在、230事業者となっています。市民会議当日の参加者は22名。ゲストに民間宇宙飛行士の山崎大地氏を迎え、第二代市長の寺内正樹氏の司会進行により、参加者全員が、プレゼンテーションや自己紹介を行って、月を利用した事業プランや月への思いを熱く語り合いました。

集まった参加者の業種は、音楽家や旅行・リゾート関連業、アーティスト、美容業、農業、健康や食に携わる仕事、製造業、士業など多種多様。すでに月面利用の具体的な計画を持っているメンバー12名は、10分間のプレゼンテーションで、事業プランを披露しました。地球を離れた月だからこそできる宇宙規模のコンサートや、月に支店を開設して月への旅行者や月の住民にサービスを提供するなど、ユニークなアイデアが盛りだくさん。会場のほかの参加者からは質問やコラボしたいという声が上がり、お互いのアイデアに大いに刺激を受けていました。

月に行ってからのビジネスは、まだもうちょっと先かもしれません。ただ、月に行かなくても「月の土地を持っている」だけでビジネスにプラス効果がある、という事例も紹介されました。月にちなんだ名前を付けた商品を売り出したり、名刺に月面シティの住所を書いたら、話が弾んで仕事につながったり。また月に土地を持ったことで、宇宙的な視点で物事を考えられるように自分の意識が変わった、とか。

こんな「月の土地」の活用法があったのか、と新しいアイデアに出会ったり、今からできる月の使い方のアドバイスをもらったりして、参加者はそれぞれ収穫があったようです。市民会議は、「月」という共通項で、普段は出会うことのない人たちと出会うことができる場でもあり、会議終了後は、会場のあちこちで名刺交換が行われていました。

この市民会議の意義は、月面シティのコミュニティ作りです。月面にはそれぞれの土地の権利があるだけではなく、そこにはやがて町ができます。月面シティの住人同士がつながり、交流するコミュニティ作りを今から始めようと、2年前に初めて市民会議を開催しました。直接顔を合わせて話せる場を持つことで、月に行く前から仲良くなり、地上にいる時から仕事でもつながるきっかけになるとメンバーたちは期待しています。

ところで2018年には、月面探査から月面利用へ、アマゾンのCEO、ジェフ・ベゾスが設立したブルーオリジン社が、NASAやESP(欧州宇宙機関)と共同で、月面コロニーを作ると発表しました。また Moon Village Association という月の探査や利用を行う民間や政府による国際組織が設立され活動しています。山崎氏によると、そのシンポジウムが、2019年は日本で開催されるとのことです。世界中から月に関わる人たちが集う、一大イベントになるでしょう。

「月面でビジネス?」「まだ夢物語でしょ?」なんて言っているうちに、月旅行や月への移住が可能になる時代は、あっという間にやってきてしまうかもしれません。今から月面シティのメンバーになって、月に行ってしたいことをあれこれ考えるのも楽しいのではないでしょうか。