#01 これからは、地球在住・宇宙勤務!?
━ 宇宙を仕事場にする男に会ってきた

今、“宇宙を体感”できるといえば飛行機によって無重力を体験できるフライト。でもこれは、あくまで大気圏内で重力を打ち消すという話。

私たちが生きている間に、本当に宇宙空間へと旅立つことができるのか?

先日、スタートトゥデイ社の前澤友作氏が、世界初の月観光旅行の乗客第1号となることが発表され、大きな話題となったが、彼よりも先に宇宙に旅立つかもしれない男がいる。
現在の宇宙体験といえば……

#02 招かれたのは古都・鎌倉。
そこで目にしたのは……

彼はすでに3つの宇宙船への搭乗を契約し、早ければ来年にも宇宙空間へ旅立つのだという。

コンタクトを取った我々は、男性に指定された神奈川県鎌倉市に向かった。

男性が「秘密基地」と呼ぶ、その場所は、明治時代に建てられたという古い建物。ところが、その一室には……。
ようこそ、秘密基地へ

#03 え?ここは?そして誰?

彼は、山崎大地(やまざき・たいち)さん。1972年生まれの神奈川県鎌倉市出身。NASAで国際宇宙ステーションのミッションなどに従事。退職後(株)ASTRAXを設立し、宇宙を舞台にしたビジネスを展開している。早ければ、来年から民間宇宙飛行士として宇宙飛行サービスを行う予定だ。

山崎氏インタビュー

#04 山崎さんによると「虫歯があると宇宙には行けない」などという嘘がまかり通っている日本は、世界に比べてかなり遅れているという。

実は、子どもでも老人でも誰でも宇宙に行ける時代が、もうそこまで来ているのだ。
今の宇宙船はまだ
“ポケベル”レベル。しかし……
宇宙に行くために欠かせない宇宙船。
現在、どのくらい開発が進んでいるのだろうか?

【世界で開発されている宇宙船】

企業名 機体名 型式 宇宙到達時間 宇宙滞在時間 費用
Blue Origin (Amazon) New Shepard 再生ロケット型 約150秒 約5分 20~30万ドル2,400~3,600万円
Virgin Galactic Unity 飛行機型 約45分 約4分 25万ドル3,000万円
World View Enterprise Voyager 気球型 約2時間
(成層圏到達時間)
- 7万5,000ドル約900万円
SpaceX Big Falcon Rocket
(BFR)
再生ロケット型 約8分 約2時間 エコノミークラスの料金程度(地球上の移動に利用した場合)

*1ドル=120円換算
※世界中を約30分で移動できる。月や火星にも行けるようになる予定

宇宙船のイメージ映像

#05 こんな最新技術が、もう実現段階だなんて!

ところが山崎さんによると、これらの宇宙船は、まだまだ“ポケベル*”レベル。これが“スマホ”まで進化すると世界が激変するという

*ポケベル(ポケットベル)とは
一般名詞では「ページャー」。ポケットに入る小型の無線受信端末を指す。電話機から呼び出して、数字列や簡単な文字列などでメッセージ文を送れるが、通話はできない。電電公社(現NTT)が1968年にサービスを開始。手軽さから普及が進んだが、2007年3月にサービスを終了した。<コトバンク一部改変>

加速する宇宙船の進化

#06 ポケベルからスマホへの進化よりも、ずっと速いスピードで進んでいるという宇宙船の開発。

実際、Blue Originを立ち上げたアマゾン・ドット・コムの創業者ジェフ・ベゾス氏は、2020年代半ばには月に着陸できる宇宙船を送り込み、人間が滞在できるコロニーを建設する計画を発表している。
そういった時代をビジネスチャンスと捉えて、様々な準備を行っている山崎さんはすでにこんな場所を用意していた。

それは、World View Enterpriseが計画している気球型の宇宙船によく似たものだった!
宇宙初のビジネスを始めて、
お金をもらって、宇宙に行こう
宇宙に行くことだけでなく、“宇宙初のビジネス”を増やしていくことが目標だと話す、山崎さん。その一環として作り上げたのが、このシミュレーターだ。

宇宙で生まれる新たな職業とは?

#07 例えば、宇宙での結婚式だけでも、宇宙牧師や宇宙カメラマン、宇宙コーディネーターに宇宙司会者まで!?

ほかにも宇宙飲食、宇宙エステ、宇宙アイドル、宇宙ファッション……。途方もない話のようだけれど、地球上では当たり前の職業が宇宙に飛び出す時代を見すえて、山崎さんは現在300社以上の「宇宙顧問」に無料で就任している。

我々の想像よりも一歩も二歩も先を行くこのビッグウェーブに、乗り遅れてはいけない!?

“宇宙ビジネス”を支援する顧問活動

#08 なるほど。いつでもだれでも気軽に宇宙に行ける時代はもうすぐそこまで来ていると実感した山崎さんへの取材。

宇宙があなたの“仕事場”になる日も、そう遠くないのかもしれない。

SmartNews / スマートニュース

取材協力先
ASTRAX
http://www.astrax-by-iss.com/

スタッフ
プロデューサー:大波多洋貴(クリーク・アンド・リバー社)
<動画制作>
ディレクター:合澤秀信(クリーク・アンド・リバー社)
撮影:林隆之(Palm Leaf)
音声:高橋章浩(Palm Leaf)
編集:河野亜里沙
<web制作>
ディレクター:
 櫻井志保(クリーク・アンド・リバー社)
 杉澤玲奈(クリーク・アンド・リバー社)
イラスト:沼田健
<企画>
松浦茂樹(スマートニュース)
村田智博(TAPE)